京都・六角堂(頂法寺)ー京都のへそに咲く信仰と華道のお寺

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京都の中心部、烏丸御池からほど近い場所にある六角堂(正式名称:頂法寺)
高層ビルに囲まれながらも、古都の静けさを今に伝えるお寺で、聖徳太子ゆかりの地であり、いけばな発祥の地として有名です。
全国通訳士試験対策としても重要なポイントを整理し、外国人観光客に説明できる英語フレーズもご紹介します。

六角堂を理解する5つのポイント

創建と由来

六角形の建物

本堂が六角形をしていることから「六角堂」と呼ばれます。
この形には仏教でいう「六恨清浄(心を清める6つの働き)」という意味も込められています。

The main hall has a hexagonal shape, which symbolizes the purification of the six senses in Buddhism.

西国三十三所第18番札所

六角堂は西国三十三所観音霊場の第18番札所です。
本尊は如意輪観音で、願いをかなえる観音さまとして信仰を集めています。

It is the 18th temples of the Saigoku 33 Kannon Pilgrimage. The principal deity, Nyoirin Kannon, is believed to great sincere wishes.

へそ石(京都の中心)

境内にある「へそ石」は、京都の街の中心を示す石とされています。
古くから「京都のへそ」と呼ばれ、都の中心として大切にされてきました。

In the temple ground, there is a stone called “Heso-ishi”, or “Navel Stone”, which is said to mark the center of Kyoto.

いけばな発祥の地

六角堂は華道・池坊家元の本拠地であり、いけばな発祥の地です。
僧侶が仏前に花を供えたことが、やがて日本の伝統芸術「いけばな」として発展しました。

Rokkakudo is known as the birthplace of Ikebana, the Japanese art of flower arrangement.
The Ikenobo school, the oldest Ikebana school, is still based here today.

ろうそくの意味

六角堂で売られているろうそく(2本200円)は、願いを仏さまに届ける灯を意味します。
火は「智慧」を象徴し、心を清める供養の行為とされています。

Visitors light candles here to offer prayers and express gratitude. The flame symbolizes wisdom and the purification of one’s heart.

アクセス方法 Access Information

住所/Address

〒604-8134 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248

248Donomae-cho, Rokkaku-dori, Nakagyo-ku, Kyoto

開門時間/Hours

6:00~17:00(年中無休・参拝無料)

6:00a.m.-5:00p.m.(Open daily, free admission)

アクセス/Transportation

🚃地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池駅」から徒歩約3分
About a 3-minute walk from Karasuma Oike Station(Subway Tozai or Karasuma line)

🚋阪急京都線「烏丸駅」から徒歩約5分
About a 5-minute walk from Karasuma Station(Hankyu Kyoto Line)

京都駅から地下鉄で約10分
Around 10 minutes by subway from Kyoto Station

四条河原町から徒歩約15~20分
道中には寺町京極商店街、錦市場があり京都らしい街歩きを楽しめます。六角通り沿いにも、スイーツやお漬物、雑貨や服などのお店が並び、ワクワクしながら歩くことができます。途中には小さな公園もあるので、お子様連れの方も一息つけますね。
From Shijo Kawaramachi, it takes about 15-20 minutes on foot.You can stroll through Nishiki Market-Kyoto’s lively food street-then continue along Rokkaku-dori Street, where stylish cafes and small shops line the way. It’s a relaxing urban walk that naturally leads you to the temple.

周辺情報/Nearby Spots

六角堂のすぐ隣には池坊会館があり、いけばなの展示や講習を見学できます。
また、境内を望むスターバックス六角堂店は人気の休憩スポットです。
錦市場からの帰り道に立ち寄るコースとしてもおすすめです。

Next to the temple is the Ikenobo Kaikan, home of the Ikenobo school of Ikebana.
There’s also a Starbucks overlooking the temple-perfect for a short rest after exploring Nishiki Market.

全国通訳案内士試験 対策ポイント

問1.六角堂は京都市のどの区に位置していますか?

A. 東山区
B.中京区
C.下京区
D.北区

問2.六角堂を建立したと伝えられる人物は誰ですか?

A.空海
B.聖徳太子
C.最澄
D.行基

問3.六角堂は、いけばなの発祥地として知られていますが、その家元は次のうちどれですか?

A.草月流
B.小原流
C.池坊
D.古流

問4.外国人観光客を六角堂に案内する際、「へそ石」についてどのような説明をすればよいでしょうか。

A.京都で最も古い石塔
B.京都の地理的中心を示す石
C.六角堂の創建者をまつる石
D.仏像の台座である

問5.次の日本語を英語で説明しなさい。

『六角堂は京都の中心にある古い寺で、いけばなの発祥地として知られています。』

問6.観光客から”Why is it called Rokkakudo?”と聞かれた場合、どのように答えるのが自然ですか?

解答 1.B 2.B 3.C 4.B 
   5.六角堂は京都の中心にある古い寺で、いけばなの発祥地としても知られています。
   6.Because the main hall has a hexagonal shape. ”Rokkaku” means ”six corners”
in Japanese.

まとめ

六花有働は、歴史・文化・宗教・芸術のすべてが交差する京都の中心。全国通訳案内士試験では、聖徳太子、池坊、いけばな、西国三十三所第18番札所などの語句がキーワードになります。
英語では「birthplace of ikebana」「the center of Kyoto」「hexagonal hall」といった表現を確実に覚えておくと安心です。

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